2023年9月13日
スペイン
スペインで3つの言語の「マタイによる福音書」と「使徒の活動」が発表される
2023年9月2日,バスク語,ガリシア語,バレンシア語の「マタイによる福音書」と「使徒の活動」が発表されました。それぞれの言語が話されるスペインの地方で特別な集まりが開かれ,42の会衆の兄弟姉妹が招待されました。発表後すぐに,電子版をダウンロードできるようになりました。印刷版は,「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」の全体が翻訳された時,入手できるでしょう。
バスク語
バスク語の「マタイによる福音書」と「使徒の活動」は,ビトリア・ガステイス市の王国会館で行われた集まりで,スペイン支部委員会のジョン・バーサナル兄弟が発表しました。216人が王国会館に集まり,353人がオンラインで視聴しました。「新世界訳」の一部がバスク語で発表されたのはこれが初めてでした。
バスク語を話す人は,スペインとフランス南部に約120万人います。スペインにはバスク語の会衆が4つ,グループが2つ,プレグループが3つあり,233人の伝道者が奉仕しています。
バスク語を話すある兄弟は,マタイ 3章17節の「これは私の愛する子,私はこの子のことを喜んでいる」という新しい訳を読んでとても感動しました。こうコメントしています。「バスク語の『新世界訳』では,『愛する』をクチューナと表現しています。クチューナは温かく特別な絆を表す時に使います。エホバがイエスを心から愛しているということがよく分かる表現です」。
ガリシア語
ガリシア語の聖書は,スペイン支部委員会のユルゲン・ウェイアンド兄弟がサンティアゴ・デ・コンポステラのガリシア・コンベンションセンターで発表しました。会場には611人が集まり,オンラインで552人が出席しました。スペインにはガリシア語を話す人が200万人以上いて,1000人ほどの兄弟姉妹が18のガリシア語会衆で奉仕しています。
ある姉妹はこう言っています。「『新世界訳』では,私が家族と話す時に使うような言葉が使われています。声に出して読むと,とても自然な響きなんです」。
バレンシア語
ベニドルムの大会ホールでは,スペイン支部委員会のアンドレス・マヨル兄弟が,会場に集まった595人の前でバレンシア語の聖書を発表しました。その様子をオンラインで702人が視聴しました。バレンシア語を使う人は約250万人いて,スペインでは15のバレンシア語会衆で750人以上の兄弟姉妹が奉仕しています。
バレンシア語で聖書が初めて翻訳されたのは15世紀のことです。ある兄弟はこうコメントしています。「今までの聖書にはエホバの名前が出ていませんでした。家の人にエホバの名前が書かれた聖書を見せられると思うとわくわくします」。
私たちもバスク語,ガリシア語,バレンシア語の聖書が発表されたことをうれしく思います。この新しい聖書は,兄弟姉妹だけでなく,「真理の正確な知識」を得たいと思っている大勢の人たちにとっても役立つはずです。(テモテ第一 2:4)