医い師しを怒ど鳴なりつける患かん者じゃ，レストランで店てん員いんに無ぶ礼れいな態たい度どを取とる客きゃく，フライトアテンダントに理り不ふ尽じんなクレームをつける乗じょう客きゃく，先せん生せいに暴ぼう言げんを吐はいたり暴ぼう力りょくを振ふるったりする生せい徒と，スキャンダルを起おこす政せい治じ家かと清せい廉れん潔けっ白ぱくをアピールしようとする政せい治じ家か。こうした例れいから分わかるように，モラルはどんどん低てい下かしています。

 聖せい書しょには，どうすればモラルのある振ふる舞まいができるかが書かかれています。また，現げん在ざいモラルが低てい下かしている理り由ゆうも説せつ明めいされています。

 人ひとが社しゃ会かいで守まもるべきモラルは，世せ界かい中じゅうで低てい下かしています。

•   最さい近きんのギャラップ調ちょう査さに参さん加かしたアメリカ人じんは，米べい国こくのモラルは過か去こ22年ねん間かんで最さい低ていだと評ひょう価かしました。

•   別べつの調ちょう査さでは，対たい象しょうになった28カ国こくの約やく3万まん2000人にんのうち65％が，現げん在ざいのモラルの欠けつ如じょは過か去こ最さい悪あくの水すい準じゅんになっていると答こたえました。

 聖せい書しょはこうした現げん状じょうについて予よ告こくしていました。

•   「終おわりの日ひには困こん難なんな時じ期きがやって来きます。その時とき，人ひと々びとは，自じ分ぶん自じ身しんを愛あいし，金かねに執しゅう着ちゃくし，見み栄えを張はり，思おもい上あがり，神かみを冒ぼう瀆とくし，親おやに逆さからい，恩おんを知しらず，……情なさけを知しらず，……粗そ暴ぼうになり[ます]」。（テモテ第だい二に 3:1-3，「聖せい書しょ協きょう会かい共きょう同どう訳やく」，日に本ほん聖せい書しょ協きょう会かい）

 この預よ言げんがどのように実じつ現げんしたかについて詳くわしくは，「聖せい書しょは現げん代だいの人ひと々びとの考かんがえ方かたや振ふる舞まいについて予よ告こくしていましたか」という記き事じをご覧らんください。

 モラルが低てい下かしている世よの中なかで，何なん百びゃく万まんもの人ひとたちが聖せい書しょから良りょう識しきある振ふる舞まいを学まなんでいます。聖せい書しょのアドバイスは「今いまもこれからもずっと」役やくに立たちます。（詩し編へん 111:8）幾いくつかの例れいを見みてみましょう。

•   聖せい書しょの言こと葉ば 「人ひとからしてほしいと思おもうことは全すべて，人ひとにもしなければなりません」。（マタイ 7:12）

   意い味み 人ひとと接せっする時ときは，自じ分ぶんだったらどうしてほしいかを考かんがえて，思おもいやりや敬けい意いを示しめしましょう。

•   聖せい書しょの言こと葉ば 「皆みなさんは偽いつわりを捨すて去さったのですから，隣りん人じんに真しん実じつを語かたりましょう」。（エフェソス 4:25）

   意い味み 何なにかを言いったりしたりする時ときは，いつでも正しょう直じきでありましょう。

 詳くわしくは，次つぎの資し料りょうをご覧らんください。

•   「ものみの塔とう」誌し，「何なにが正ただしい？ 今いまの時じ代だいに頼たよれるもの」

•   jw.orgの記き事じ，「寛かん容よう 聖せい書しょが教おしえていること」