第14課
開拓者のためのどんな学校がありますか
神権的な教育はエホバの証人の特徴となってきました。王国伝道の業に全時間をささげる人たちが「奉仕の務めを十分に果た」せるよう,特別な学校が開かれています。―テモテ第二 4:5。
開拓奉仕学校。正規開拓者は,全時間奉仕の1年目の終わりに,近くの王国会館で開かれる6日間の学校で学びます。この学校の目的は,エホバにいっそう近づき,あらゆる分野の宣教を上手に行ない,忠実な奉仕を続けられるよう,開拓者たちを助けることです。
王国福音宣明者のための学校。これは2か月間の学校で,必要とされる場所に喜んで移動したいと願う,経験を積んだ開拓者に訓練が与えられます。そうした人たちは,「ここにわたしがおります! わたしを遣わしてください」という姿勢を示しており,地上で活動した福音宣明者として最も偉大なイエス・キリストに倣っています。(イザヤ 6:8。ヨハネ 7:29)遠くに移動すると,より簡素な生活に順応しなければならないかもしれません。文化,気候,食べ物が,慣れ親しんだものとは全く異なる場合もあります。新たな言語を学ぶ必要もあるかもしれません。この学校は,23歳から65歳の独身の兄弟姉妹や夫婦が入校でき,割り当てられる奉仕に必要な霊的特質や,エホバとその組織にとっていっそう有用な者となるための技術を培うことができます。
ものみの塔ギレアデ聖書学校。「ギレアデ」という語の由来となるヘブライ語は,「証しの小山」を意味します。学校が開設された1943年以来,8,000人以上の卒業生が宣教者として派遣され,「地の果てにまで」証しをし,大きな成果を上げてきました。(使徒 13:47)例えば,ペルーでは,卒業生が初めて到着した時には会衆はありませんでしたが,今では1,000以上の会衆があります。日本でも,宣教者が奉仕を始めた時にはエホバの証人は10人足らずでしたが,今では20万人を超えています。5か月間のギレアデ学校では,神の言葉を徹底的に研究します。特別開拓者や野外の宣教者,支部事務所で奉仕する人たち,巡回奉仕をしている人たちが招待され,世界的な活動の安定と強化に役立つ集中的な訓練を受けます。
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開拓奉仕学校の目的は何ですか。
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王国福音宣明者のための学校は,どんな人たちのためのものですか。