イエスは，「神の王国が近いこと」はどうすれば分かるかを説明しました。（ルカ 21:31）また，戦争や大きな地震，食糧不足，流行病などがあると予告しました。そうした出来事は今の時代に確かに起きています。（ルカ 21:10-17）

聖書はさらに，人間の支配の「終わりの時代」に人々のモラルが低下すると述べています。テモテ第二 3章1-5節を読んでみてください。今日の人々の態度や行動を見ると，聖書の預言通りのことが起きていると分かるでしょう。

これは何を示していますか。神の王国が地上に大きな変化をもたらし，人々の生活が非常に良くなる時が近づいている，ということです。（ルカ 21:36）聖書の中で神は，地球とそこに住む人たちのために素晴らしい事柄を約束しています。その約束の幾つかを見てみましょう。

「その者[イエス]に統治権と栄誉と王国が与えられ，あらゆる民族や国や言語の人々が彼に仕えるようにされた。その統治は終わることなく永遠に続き，その王国は滅ぼされることがない」。ダニエル 7:14

意味: 神の子である王イエスの統治の下で，満足のいく生活を楽しめます。

「『私は病気だ』と言う住民はいなくなる」。イザヤ 33:24

意味: 病気や障害はなくなり，死ぬことなくいつまでも生きられます。

「神は地上の全ての場所で戦いを終わらせる」。詩編 46:9

意味: 戦争の脅威は消え，戦争による苦しみ全てがなくなります。

「悪人はいなくなる。……温厚な人は地上に住み続け[る]」。詩編 37:10，11

意味: 悪い人はいなくなり，神に進んで従う人だけが残ります。

「人々は家を建てて住み，ブドウ園を造って実を食べる」。イザヤ 65:21，22

意味: 地球全体が美しい場所に変わります。神は自分の望むことが「地上でも」行われるようにします。これが私たちの祈りです。（マタイ 6:10）